プライベートジェットで日本最北端の地、北海道稚内市と豊富町へ
プライベートジェットで日本最北端の地、北海道稚内市と豊富町へ
日本最北の大地、稚内市と豊富町へ、プライベートジェットで行くプランをご紹介いたします。
京都Plusでは、プライベートジェットで八尾空港発、北海道:稚内空港まで乗り継ぎなしで繋ぎます。(途中給油を挟む)
今回は、9月に訪れた1泊2日の北北海道への旅の様子をお届けします。
7時30分
離陸予定時間の30分前に大阪・八尾空港に到着。
定期便に乗る際の保安検査に並ぶような煩わしさはなく、30分前に空港に到着すれば大丈夫です。
パイロットの方から、飛行経路や飛行時間、天気などのお話を聞き、その後は、プライベートジェットの格納庫に入り、写真撮影などを楽しみます。
(他の機体の写真撮影は禁止です)
今回使用したのはCJ1という機体で4名乗りです。パイロットの方と直接お話しして、さまざまなことを教えていただけます。
8時10分
プライベートジェットにそのままスムーズに搭乗。
搭乗してから、10分ほどパイロットによる機体の確認があります。そして、また10分かけて離陸体制にはいります。
普段見ることのできない、パイロットや管制塔とのやり取りの様子を間近で見ることができます。
8時30分
八尾空港離陸。
給油地の新潟空港までの飛行機時間は、約1時間。
座席からは、普段見ることのできないパイロットのやり取りやコックピットが見えます。
9時30分
新潟空港に到着。
北海道とお米の生産量一位を競っている新潟県。ほぼ全部が田んぼかと思うほどの景色で、空からの田園風景が美しいです
9時40分~10時40分
新潟空港で給油のため、一度降ります。給油光景を見るのもいいですし、パイロットの方の案内で空港ロビーへ移動し、お土産店でお買い物をするのもいいです。
その際は、セキュリティーを数か所とおり、空港管理室から10分ほどで外へ出ることができます。
これは、新潟空港でパイロットさんにいただいた新潟名物「笹だんご」
10時50分
新潟空港離陸。
稚内空港までの飛行機時間は約1時間50分。
今回は、新潟空港ロビーでゆっくり過ごしたので、離陸時間を少し遅くしていただきました。このような融通が利くのもプライベートジェットの醍醐味です。
12時40分
稚内空港着陸。
北海道は広大と聞いていたけど、空から見る北海道の雄大な自然に感動です。
今回、北海道を案内してくださる現地の方と合流。到着ロビーで予約していたレンタカーの手続きをします。(京都Plusで事前にレンタカーを手配させていただきます。)
13時30分
空港から車で15分ほどの場所にある「海鮮炉端 うろこ亭」というお店で、「ムラサキうに大名丼」と「ムラサキうに・うろこ市丼」をいただきました。
海鮮炉端 うろこ亭のウェブサイトこちらは、TV番組「笑ってコラえて!」で紹介されたお店だそうです。
左:ムラサキうに大名丼 8,800円
右:ムラサキうに・うろこ市丼 3,500円
器いっぱいに埋め尽くされたウニを、口いっぱいに頬張るのはとても贅沢!
このシーズンはムラサキウニで、味はあっさりとしていて、上品な味わい。
一方、最高級と言われるバフンウニは、濃くてまろやかな味わいだそうです。こちらは8月までで、今回伺った9月には味わうことができませんでした。
ウニを食べるなら、バフンウニのシーズン中に行くのがおすすめです。
そのあとは、稚内市と豊富町にある美しい景色が広がる場所へ案内してもらい、写真撮影もしていただきました。
14時
まずは、車で2分ほどの北防波堤ドームへ。
最近の建築物かと思いきや、なんとこれは1936年に初めて建てられた建築物です。太い支柱やアーチ状のデザインがヨーロッパのようで、独特な景観と雰囲気を感じます。静かな田舎町にふと現れて、見入ってしまいました。
15時
さらに北へ10分ほど車を走らせ、ノシャップ岬へ。
宗谷海峡に突き出す岬で、利尻山と礼文島を見ることができます。夕日と、利尻富士のシルエットが浮かび上がる様子はとても美しいです。
16時
宗谷サンセットロードを車で40分ほど南下し、牧草ロールのあるエリアに到着。
飛行機からも、この牧草ロールがあちこちに転がっている風景が見えます。なんだろう?と思い、実際に近くで見ると大きくてびっくりしました。ロール1つの重さは、約350キロ…!
これをビニールでラッピングしているのもよく目にします。それは、私たちが食べる漬物のようなもので、草を発酵させると栄養価が高くなり、牛の食いつきも良いそうです。
牧草ロールは、おいしい乳を出す牛には欠かせない栄養分なんですね…!
16時30分
さらに13分ほど南下して、サロベツ原生花公園近くの道へ。
湿原の中を一直線に走る稚咲内豊富停車場線444号。いかにも北海道らしい果てしなく広く広がる景色。
両サイドはすぐ湿原なので水でヒタヒタ。新鮮な光景でした。
まだまだ巡りたい場所はありましたが、今回は17時に旅館へ到着できるように、とコースを調節してくださりました。
17時00分
今回、私たちが宿泊したのは豊富町の「川島旅館」
川島旅館のウェブサイトシングル 平日 おひとり様 ¥17,600 (朝食・夕食付)
ツイン 平日 おひとり様 ¥24,640 (朝食・夕食付)
デラックス 平日 おひとり様¥27,500 (朝食・夕食付)
川島旅館を含む、このエリア一帯の豊富温泉は、日本で唯一「油分」を含むと言われており、お肌や皮膚に関する問題を抱える方が湯治に来られるそうです。
浴場に行くと、井戸から石油や天然ガスとともに湧き出てくる石油の匂いが漂い、湯の表面には油が浮いているのが分かります。
私たちが宿泊した日は、そこまで石油の匂いはキツくなく、油の量も多くなかったのですが、日によって湧き出る油の量が全然違うらしく、石油の匂いがキツすぎて館内全体に石油の匂いが漂う日もあるみたいです。
川島旅館の3代目である松本さんとお話しをすると、そんなに油が湧き出ていなくても、塩分などの源泉の成分に違いはないので効果に違いはないそうです。
温泉に入っていると全身に油膜が張ったように感じ、肌がしっとりとして、塩分も肌に残ります。その塩分を最後に水道水で洗い流しても、油分は肌に残るので、保湿されているように感じました。
豊富温泉はアトピーに絶大な効果があり、全国からアトピー重症の方が湯治に来られています。どこの温泉に行ってもダメで、皮膚科に行ってもダメで、ステロイドの治療を続けた先には最強のステロイドでも対応できない、とお医者さんに見捨てられて来られている方もいる、というお話も聞きました。川島温泉には、そんな方が全国から集まり、数ヶ月に及び湯治をして良くなっています。
油が服につくと黄色くなり1発でダメになるので、汚れてもいいお洋服を持っていくのがオススメだそう。
18時00分
バターや、エゾ鹿肉、海鮮、お野菜など北海道食材をふんだんに取り入れた夕食。
デザートの湯あがり温泉プリンは、川島旅館の商品で、牛乳が苦手な方でも食べられるぷるぷるとろとろの食感がたまりません。
大草原でストレスなく過ごしている健康な牛からとれる北海道豊富町の牛乳のおいしさがつまったプリンです。とても美味しくて、おかわりしました...!
夜は、綺麗な星空が見ることのできる場所があるみたいで、そちらで今回案内してくださった方の撮影写真。
あたりに街の明かりのような人工的な光はなく、見たこともないほどの数の星を見ることができます。
翌日の8時30分
川島旅館での朝食。シンプルで素材の味を感じられます。
こちらは、川島旅館ブランドのとよとみフレーバーバター。
保存料、添加物などは一切使用しておらず、素材の味わいが楽しめるようになっています。数種類のフレーバーをいただきましたが、味わいは濃厚なのにスッキリ...!
9時40分
大規模草地牧場へ。
東京ディズニーリゾート15個分くらいの広さに牛がのびのびストレスなく生活しています。
走っても走っても草原。牛が美味しい草だけ食べるから芝生がぼこぼこしています...!
10時00分
おすすめのアイスクリーム屋さんに連れていってもらいました。
ミルクカフェ&雑貨 フェルムのウェブサイト北海道で食べるアイスクリームは、ほとんど同じ感じだろう…と思っていましたが、一店舗ずつ違う味と特徴があり、何店舗か巡るのはおもしろいです!
スーパーで購入できる高級なアイスクリームとは違うミルクの味で、すごく美味しかったです。おすすめです!
10時50分
サロベツ原生花園へ。豊富町・幌延町にまたがる日本三大湿原の一つで、その広さは6,700haで東京ドーム約1,400個分!
1万年ほど前は、海とつながる大きな湖で、そこに生えた植物が枯れて、泥炭として積み重なり湿原ができました。
あたり一面何もなく、湿原が広がっています。
こんな感じで水でヒタヒタ。
あちこちで絶滅している鳥がやってくるそうで、それ目当てに1~2週間滞在する方もいるんだそうです…!
6月末から7月には、一面に黄色の花が広がります。原野の先には利尻富士が見えます。
11時15分
ランチは、こちらへ。
牧場のチーズとアイスのレティエのウェブサイトアイスクリームとチーズたっぷりの手作りピザをいただきました。
無添加にこだわり自家牧場の生乳から造っており、ミルク感たっぷり、かつ、しつこくなくスーッと体に入っていくアイスクリームでした。
ハスカップとココナッツとよもぎのトリプルをあっという間に完食。特にココナッツは、食感と後味がとても美味しくて、定期的に食べに行きたいジェラート!
チーズは口あたりがとても細かくて初めての食感でした!美味しかったです。ごちそうさまでした。
ここを経営されている、代表取締役のあもさんと。
13時10分
ランチを食べ、50分ほど車を走らせて「日本最北端の地の碑」がある宗谷岬へ。
このシンボリックな記念碑と、あたりの雰囲気も合さり、日本のてっぺんに来たと実感できるでしょう。ロシア、サハリン島も見えました!
13時50分
宗谷岬に続いて、車で13分ほどの白い道へ。
白いのはなんとホタテの貝がら!特産品であるホタテの貝がらを粉砕して有効活用しています。結構長くて約3kmも白い道が続いていました。
14時40分
レンタカーを返却し、パイロットの方とあらかじめ決めていた待ち合わせ場所へ向かいます。
15時00分
稚内空港離陸。
給油地の新潟空港までの飛行機時間は約1時間50分。
観光途中、離陸予定時間に遅れそうになったので、すぐにパイロットに連絡をして、予定より30分遅れて離陸することになりました。
定期便では、こういうことはできませんが、プライベートジェットでは、できる範囲でパイロットに対応していただけます。
16時50分
新潟空港着陸。
専用通路をとおり、空港ロビーまで10分。15分ほど新潟空港内のショップでお買い物をしました。
17時30分
新潟空港発。
八尾空港までの飛行時間は約1時間20分。新潟ー大阪で通過する飛騨アルプスは、天気が良ければ絶景だ、とパイロットの方が教えてくださりました。今回は見れず。
18時50分
夜景を楽しみながら八尾空港に帰着。行きの昼の便とは全く違う特別な雰囲気。
今回、この稚内市と豊富町の旅行プランに協力していただいた能登屋将宏さん。
前回、徳之島の旅で出会った黒瀬さんに紹介していただき、北海道のベストスポットへ連れていってくださりました。
能登屋さんは、公務員として多方面にわたり豊富町の魅力を伝えておられます。
豊富町のPRのため、ふるさと納税に尽力し、能登屋さんが町中を歩きまわり選定した返礼品は発送が追いつかないほどになり、町の産業を盛り上げました。町全体への寄付金は、なんと1年で10倍へと爆発的な伸びを見せたそうです。
また本格的に写真を撮り始たのも豊富町のブランディングのためがきっかけで、豊富町の観光パンフレットや観光ページには能登屋さんが撮影された写真が掲載されており、ポストカードなどもあります。
今回の旅で、能登屋さんにたくさんの素敵な写真を撮影していただいたのも、いい思い出のひとつです。
豊富町は、油分を含む日本で唯一といわれるの豊富温泉、東京ディズニーリゾート15個分の大規模放牧により、ストレスなくのびのび生活している牛からとれる美味しい牛乳、そして、日本最大の高層湿原であるサロベツ湿原が魅力。
今回のプライベートジェットによるフライト時間は約6時間、料金は約200万円でした。4名での利用ですと、1人あたり50万円です。
もし、関西圏から民間機定期便で行く場合、羽田空港もしくは、札幌千歳空港で乗り換えて行くことになります。フライト時間は約5時間、料金は約9万円です。
京都Plusでは、八尾空港から、新潟空港で給油を挟み、4時間弱で稚内空港へ降り立つことが可能です。
例えば、京都Plusのスタッフがハイヤーでお客様が宿泊する宿にお迎えにあがり、8時に八尾空港に着けば、8時半に離陸し12時半には稚内空港に到着します。
ランチは、稚内で海鮮を食べることができ、どの移動のときも、重たい荷物を持ったり、歩き回ったりすることはありません。
今回の、1泊2日のプランは一例です。2泊、3泊のプライベートジェット旅行なども可能ですので、お気軽にお問い合わせください。
このツアーのおすすめポイント
プライベートジェットの最大の魅力は、直行便が就航していない場所に乗り継ぎなくいけることです。
そして京都Plusでは、そのプライベートジェットを格安でご利用いただけます。
ご希望に応じて旅行プランをオーダーメイドいたしますので、お気軽にお問い合わせください。